愚痴口

■ ルータのログをリモートの rsyslog で記録する設定

自宅の LAN では NEC の WR7600H が未だに稼働中なわけですが、今更ながらこいつのログを Debian なサーバの rsyslog で記録するように設定したので、自分用にメモしておくテスト。

サーバ側（rsyslog）の設定

/etc/rsyslog.conf を編集。

以下の部分のコメントアウトを解除してUDPでログ情報を受信できるようにする。

$ModLoad imudp
$UDPServerRun 514

ついでに受信対象を制限する設定を追記。

$AllowSender UDP, （ルータのIPアドレス）

facility と level と記録先の設定を追記。

local0.*        /var/log/router.log

平成23年10月12日追記

/etc/rsyslog.conf に「*.*」なログの記録設定がある場合は「*.*;local0.none」としておかないとそっちにもルータのログが全部記録されてしまうので注意。

ついでにログローテーションの設定もしておく。/etc/logrotate.d/rsyslog を編集して、ローテーションさせるログとして「/var/log/router.log」を追加する。

rsyslogd を再起動してサーバ側の設定完了。

ルータ側の設定

ルータに telnet でログインして以下のコマンドを実行。

syslog forward mode enable
syslog forward address （サーバのIPアドレス）
syslog forward facility local0
save sys

ルータの再起動は要るのかどうか、とりあえずしておいてルータ側も設定完了。

syslog_main.html にアクセスすると、ログの出力レベルやら何やらを設定可能。ログイン時のユーザ名とパスワードはそれぞれ「aterm-maintenance-110」「Aterm-Maintenance-119」固定の模様。

結果

問題なくログを記録できるようになりましたとさ。

ただ、LAN 内で NetBIOS のブロードキャストを止めたログが多いのはどうにかならないものか……。

■ BS11で録画したtsファイルの扱いに困った件について

BS11で今年の4月以降に録画したファイル(*1) について、最近まとめてエンコードしようとしたら困ったことに(*2) 。

以前書いた手順で作業したところ、以下のような状況に。

• DGIndexでaacファイルを分離してFakeAacWavにかけると必ず「正常でないAACファイル」になる。
  • そのまま再生してみると途中で頻繁に途切れる。
• 仕方ないのでtsMuxerでaacを分離すると、再生は正常なファイルができるが、DGIndexで出した遅延補正値を使うと映像とズレる。
  • しかもズレ方が各ファイルでバラバラ。DGIndexの遅延補正値がもはやアテにならない。

ということで対策を検討した結果、DGIndexの代わりにBonTsDemuxを使うと良好に作業可能、めでたしめでたし……。

と思ったら今度は8話だけ若干ズレる。何これふざけてるのという思いを堪えながら色々試したところ、録画したtsファイルをそのままAviUtlに読み込ませるのでなく、BonTsDemuxでaacファイルと一緒にm2vファイルも分離するようにして、それを映像ソースとして読み込ませるようにすると解決。

つまるところ、ソフトの機能のつまみ食いは良くないというお話ですかそうですか。何これふざけてるのは儂自身がですかそうですか。大変申し訳ございません。

というわけで、以上の内容に沿って以前書いた手順を修正。

ていうか闘いはまだまだ続く的な未来が見える気がするのはきっと気のせい。

■ 自作プログラム :: Servrick 0.2.1

0.2.1 (2011-06-30)

Ruby1.9系統への対応のため、各ファイルの冒頭にスクリプトエンコーディングを指定するマジックコメントを追加

プラグインディレクトリをサーチパスに追加

エラーログ出力の設定を追加

デバッグモード(ruby -d)での動作時には、アクセスログ・エラーログをファイルに出力しないようにした

ディレクトリのファイル一覧表示が正常動作していなかった問題を修正

Android標準ブラウザの不具合のためDigest認証に失敗する問題に対応

WEBrickのアクセスログ取得に関する不具合修正を取り込み

4年ぶりの更新。どんだけ放置してたんだ儂、としか言い様が無い的な。大変申し訳ございません。まあ実際には誰も使ってないだろうから問題無いんですがね！ というわけでWEBrickの使い方の参考程度にどうぞ。

平成23年7月12日追記

「（Digest認証時の）Android標準ブラウザの不具合」とは具体的には、「Authorizationリクエストヘッダで『algorithm=MD5』と送るべきところを『algorithm=md5』としてしまう」というもの。サーバ側で大文字と小文字を区別して扱っていると、アルゴリズム不一致として認証に失敗します。

というわけで、「Android（標準ブラウザ）はDigest認証に対応していない」わけではなくて、単純なバグでした的なお話。それともサーバ側で融通を利かせるべきなのかどうか。

WEBrickでは大文字小文字を区別しないことになったようです。RFC的には区別する必要がない？

Ruby 1.9 - Feature #4936: Android標準ブラウザに対してWEBrickのDigest認証を行った際の挙動 - Ruby Issue Tracking System