愚痴口

■ foobar2000 で作った ogg ファイルを iriver T60 で再生しようとしてハマった話

以前買った iriver T60。ogg ファイルの再生はできても ReplayGain には非対応という辺りが不満だったわけですが(*1)、最近になってふと、音量を揃えるための作業フローをつらつらと考えてみたりしたわけです。

自分で作った ogg ファイルやら mp3 ファイルやらには ReplayGain データは書き込み済みなわけですが、T60 では利用されない。そのままだと音量は当然調節されないままなので、ogg ファイルについては mp3 に変換した上で、元から mp3 なファイルもろとも MP3Gain で音量調整、なんて事もしていたのがこれまでの話。

で、

• どうせファイル形式変換するなら mp3 じゃなくて ogg でもいいじゃない
• 容量の少なさ（1GB）をカバーするためにも低ビットレートでエンコードして少しでも多く詰め込めるようにすればいいじゃない
• 低ビットレートにエンコードするなら、その時ついでに不可逆で音量調節すればいいじゃない

なんて事を思いついたわけで。

で、ReplayGain で設定された音量で再エンコードしてくれるソフトを探した所、普段から使っている foobar2000 でできるようなので試してみたわけです。詰め込み用にビットレートは 80kbps (q1.0) まで落としてみたり。曲数の分だけ若干時間がかかるのはさておき問題なくエンコードは終了したわけですが、いざ T60 に転送してみるとどのファイルも数秒程度の長さとしか認識されない。なんじゃこりゃあ。

ファイル名が日本語だと悪いのか、ファイル名が長すぎると悪いのか、タグ情報に変な文字が混じってると悪いのか、その他諸々いろいろ試してみるとフルサイズで再生できたりできなかったりまちまちな結果に。結果をよく見てみると、foobar2000 でエンコードしたままのファイルだと数秒しか再生できない一方で、mp3infp あたりでタグ情報を更新したあとのファイルはフルサイズで再生できる模様。foobar2000 のタグ情報生成処理がおかしいのか、それとも T60 の読み込み処理がおかしいのか。

解決策としては foobar2000 で作った ogg ファイルのタグ情報を一度別ソフトで編集してから T60 に転送すれば OK という事になるわけですが、mp3infp で一つ一つ変更なんてやるとさすがに発狂しそうなので、Multimedia Tag Remover というソフトを使用する事に。これはタグ情報削除ソフトで特定の項目だけ削除する事が可能なので、特段入力してない項目（コメントなど）のみ削除するよう指定してまとめてざっくりタグ編集。T60 に転送して音量調節された状態で無事フルサイズ再生できるようになりましたとさ。めでたしめでたし。

無駄な手間をかけまくってる気がするのはきっと気のせいです。

ちなみに 80kbps (q1.0) の音質でカーステレオで聞いてみた所……破綻はしてないけど、なんかちょっとこもった感じの音に聞こえる気がしなくもない。ビットレート下げすぎたか……いや、まあ、あまり気にしない方向で。