愚痴口

■ the Hunt for...

　ふとBS1を見るとCNNニュースで「the Hunt for Osama」。

　儂のすぐ後ろの本棚には「the HUNT for RED OCTOBER」のビデオ。

　それだけですが何か。

■ 沖縄人の二割が「独立すべき」と考えているらしい

• 沖縄「独立すべき」２割　琉球大講師らアジアで比較調査（朝日新聞）
• ＜比較調査＞沖縄「独立志向」は２割（琉球新報）

　沖縄県民の４割が「自分は沖縄人で日本人」と答える複雑なアイデンティティーを持ち、２割は「独立すべきだ」と考えている——。琉球大講師の林泉忠博士（国際政治学）らの調査でこんな意識が浮き彫りになった。

　異民族支配など類似した歴史背景を持つ沖縄、台湾、香港、マカオの４地域を対象に、アイデンティティーをめぐる比較調査を、琉大法文学部講師の林泉忠（りんせんちゅう）博士（国際政治学）を中心とする調査チームが実施した。その結果、台湾では自らを「台湾人」、沖縄では「沖縄人で日本人」とする意識が強いなど、アイデンティティーの複雑さが浮き彫りになった。独立の是非を問う質問では、台湾の独立志向が顕著だったが、沖縄でも約２割が「すべきだ」と答えた。

　調査したのは「りん・せんちゅう」さんです。中国人のようです。朝日は何故に「リム・チュアンティオン」と読みがなを振らないのでしょうか。朝日らしくもない（笑）。

　Web上の記事を適当に眺めてみると、米特使が訪中「柔軟性示す用意」　６者協議に向け会談では中国の王毅（ワン・イー）外務次官、北京市長に市長代理の王岐山氏を選出では市長代理の王岐山氏と、読みがなを振ってたり振ってなかったりするんですが、どういう使い分けをしているのでしょうか。疑問。

　ちなみに朝日の記事は「（時事）」のクレジット付きでしたが、それが口実理由？

　さて、朝日には載っていなかった、件の調査結果は琉球新報によると下の通り。

　調査は昨年９月から１１月に掛けて、１８歳以上の住民を対象に行われ、４地域で計２０２７人から回答があった。このうち、沖縄では８２２回答あった。

　地域の住民を何人と考えるかを尋ねた質問に対し、沖縄では「沖縄人で日本人」（４１・８％）が最も多く、次いで「日本人」（２８・８％）と「沖縄人」（２７・５％）がほぼ同率だった。香港でも同様に「香港人で中国人」（５４・４％）が最も多い。一方で、台湾では「台湾人」（５０％）が多く、次いで「台湾人で中国人」（４２・８％）だった。中国への返還議論が比較的スムーズだったマカオでは「マカオ人で中国人」と「中国人」がほぼ半々となった。

　また、独立の是非を問う質問に「独立すべきだ」と答えたのは、台湾で最も多く６６・３％、次いで香港の２８・９％だった。沖縄は１８・５％。「すべきでない」は、マカオ７７・７％、沖縄６３・５％、香港６０・５％だった。

　沖縄で「独立すべきだ」と答えた理由としては「民族的に日本人ではない」（４０・３％）、「沖縄は日本の領土ではない」（２３・６％）が多かった。「すべきでない」では「自立する能力を持っていない」が５６・５％を占めた。

　両社の見出しに登場の「二割」は実際には18.5％らしいです。少し鯖を読んでますが、まあ気にしない方向で。そもそも調査対象はどう選んだのか気になりますが、これもまあ気にしない方向で。質問内容については、まあこんなものかと。質問と言うか調査自体の意図はともかく。

　で、調査した当の本人のコメントがまた何とも。

　林博士は「政府への不信感を表すと見ることもできる」と分析。「１９７２年の本土復帰は住民の主流の考えだったが、『核抜き、本土並み』には遠かった。米軍基地の恒久化問題なども影響を及ぼしているだろう」と話している。

　林博士は「各地域の住民のアイデンティティーが多様で複雑であることが確認できた。その複雑さは土着地域と祖国への帰属意識の間にちゅうちょし、遊離することだ」と指摘。「台湾を除く地域では、独立は１種のタブーで調査も行われてこなかったが、独立の意識が厳然として存在している」と話した。

　何故にここまで内容が違うのか……朝日の記事はありきたりの政府批判が見え見えで萎える事この上なく……ああ、朝日の記事は時事通信発だった。ここでもやはり口実理由が？

　とりあえず朝日は分かり易すぎ。

■ 『かねひらだもの』を立ち読みした訳ですが

• かねひらだもの（Amazon.co.jp）

　ブックオフで偶然見かけたので読んでみた訳ですよ。

　儂はカネヒラ漫画については一切買わない人連載を追いかける人なので……あーいやほら、単行本自体見かけないし……嘘です、見た事あります。ただ、特に買おうと思わないそう云う時に限って予算が不足がちな訳で……とまあ一通り言い訳してみるテスト。いやホント、そう云う気が起きないんd（以下略）

　それにしてもまあ、何と言うか……単行本一冊と云うのは、カネヒラ漫画の持つ負のエネルギーを相当に溜め込める分量なのだなあ、と言うか正直キツイなあ、と。多くの人が「引く」理由が漸く解ったと云うか。凄まじい負のパワー！　しかもB級！　いやC級！　そりゃ作者も精神を病む訳だ……。

　と言うか、「マイナー月刊誌コミックビーム巻末」のポジションって絶妙極まりなかったのだと改めて気付いた次第。カネヒラ漫画の毒を適当適度に楽しめる絶好の位置取り。もう最高。カネヒラにはあそこしかない！　そしてさらに毒に浸りたい者のみが単行本を買えば良い、と。そりゃ売れんわな。

　えーまあ、キツイと言いつつも儂的には単行本も気に入ったので、今度金に余裕が出来たら全部新刊で買おうかな、と。……絶版じゃないですよね？