愚痴口

■ そういえば新年な件について

たかだか基底状態におけるセシウム133原子の2つの超微細準位間の遷移に対応する電磁波の9192631770周期に相当する時間が一つ経過しただけで一体何だというのか、とかいうWikipedia丸写しの捻くれたネタをやっても誰の口元も綻ばないと思われる事明白であるので、素直に明けましておめでとうございます今年もよろしくお願いしますという事でよろしくお願いします。

■ 『輪るピングドラム』の感想

早寝しすぎて中途半端な時間に目が覚めてうだうだゴロゴロしてたら急にピングドラムの感想が脳内を駆け巡り始めて猛烈にポメラを欲しくなってきたので、とりあえず物欲を収拾しつつ思い浮かんだ感想文的な言葉の断片をおとなしくPC上でダラダラと吐き連ねていくテスト。

全国同時放送(*1)でなくて良かったとつくづく思った

たとえばガンダムAGEみたいな良くも悪くも他人と語るのが楽しそうなアニメで、なおかつ割と全国津々浦々の人間が同時刻に視聴できるような放送形態だったらまず間違いなく虹裏で実況してクソだミソだ釣りだ演出だ無能だ有能だ神だ崩壊だといったフレーズの数々を読んだり書いたりしていただろうと思われるわけで。

ピングドラムは1話こそ釣り演出のオンパレード的な所があった(*2)ものの、2話以降は割と地に足付いた普通の良質な演出だった(*3)ので、そこまでああだこうだとケチを付ける気にならなかった上に、続きが楽しみになって行くにつれて当然ネタバレを避けたくなってくるので、逆にピンドラスレ自体見なくなるという状況に。更に元々怠惰な性格も手伝って、ロクに予備知識も入れない徹底ぶり。

そのおかげで、この割と訳の分からない感じの味わい深さを持つアニメを自らの心の歯で咀嚼し心の胃腸で消化し心の肛門から排泄する(*4)という一連の行為を、概ね他に邪魔されずに実行できた(*5)と考えると、アニメ不毛地帯暮らしも案外悪くないのかも知れない。

手抜きと外連味とその他諸々の絶妙なバランス

主な登場人物自体は全員人型記号だったり、移動はメトロで改札通過で駅名表示で車内は殆ど無人だったり、というか全編メトロ的演出満載だったり、こどもブロイラーだの何だのと訳の分からない抽象的な設定があれこれあったり、色々な仄めかしやら何となくそれっぽい自意識の見え隠れするようなしないような非常にはっきりしない雰囲気漂わせる作風だったりと、儂みたいな中途半端なひねくれ者には視聴中止のトリガー山盛りだったにもかかわらず最後まで見通せたのは、ひとえにりんごちゃんがかわいい様々な要素のバランスが作中全体を通して超タイトロープ綱渡り的な感じで取れていた(*6)から、というかコンセプトがしっかりしていたからなのかな、とか思ったり。

んで、あんな感じのモブや演出上自然なバンクの多さは制作上も割と手抜きできて合理的なのかなという気もして、実に上手い事やってるなとしみじみ(*7)。

全編通して、舞台演劇的っぽい抽象さの塊とでも言うんでしょうか。舞台演劇なんて殆ど見た事無いけど。

力尽きた

ここまで書いて力尽きたので、続きは後日に有るかも知れないし無いかも知れない。

■ Debian で Android をビルドしようとしたら JDK のバージョンが云々

Froyo 以前は 1.5 で GingerBread 以降は 1.6 だとか何だとかで、ウチの Squeeze に何が入っててどれが使われるのかよく分からなかったので調べたら、

update-alternatives --config java

でインストール済み一覧と使用するバージョンの選択が出来るとか何とか。ちなみに java だけでなくて javac もやらないとハマるようなので注意。ちなみにビルドは失敗の模様。ぐぬぬ。