KuroBoxClockAdjustment

2008-06-03 20:32:56 +0900 (5804d); rev 244

関連リンク

ADJTIMEX(8)
http://www.ff.iij4u.or.jp/~ebata/adjtimex.txt

その1

 玄箱の内蔵時計はやたらとズレる(1日で分単位のズレ)ので、これをどうにかしようと云うお話。adjtimexでtickを弄ってやると良いらしい。デフォルトは10000。儂の玄箱は9962が良かったような気がする。

 2chのスレを見ていると、10031とか10039とかの値が挙がっていた辺り、やはり個体差は大きい模様。

 Debian化した場合、adjtimexは apt-get install して下さい。

その2

 とまあ上でこんな事を書いた後、暫くしてからもう一度チェックしてみると、時計が数十秒進んでる。さっきは少し遅れる程度で調節した筈が、何故だ。

 あれこれ考えた挙句、時計に使われている振動子の安定度が悪いんだろうなあ、と推測。とりあえずHDD温度については46℃→42℃と変化していたりするので、温度特性の影響が大きいのかそうでないのか。

 水晶振動子の温度特性のグラフを見つけたので、メモ。

 モノによって2次曲線やら3次曲線やらを描くらしい。と云う訳で、今回の件も温度特性の所為と云う事にしておこう、そうしよう。

 adjtimexによる設定も、その辺を考慮しつつ適当に調節するが吉、かも知れない。

その3

 ハードウェアクロックを弄ろうと云う事で、とりあえずhwclockしてみると……。

# hwclock --show
hwclock: ioctl() to /dev/rtc to turn on update interrupts failed unexpectedly, errno=515:
Unknown error 515.

 駄目でした。ガーソ。

その4

 その後、1日1回 cron で ntpdate を行う様に設定したのですが、そのログを見ると日差+2.5秒程度で安定している模様。数分〜数十分のスパンでは相当にズレる玄箱内蔵時計も、一日トータルで見るとそれなりに安定している?

 コレを安定と言うのかどうかはさておき、プラスマイナスそれぞれのズレが発生した結果、相殺しあってこの結果、と云う事か。

その5

 暫く放置していたわけですが、久しぶりにログを見てみると日差に変化が。突然+100〜200秒前後になり数日それが続いたかと思えば、今度はマイナス側に同程度ズレたり。ズレの度合いは大体数日単位で変化する様子。やっぱりどうにも不安定。ローカルのNTPサーバとしては使えそうもなく。

 ここ2〜3日、5分単位で同期してログを取ってみたところ、その範囲では毎回−0.7秒程度で安定。さてここからどう変化するか。

その6

 変化自体は安定していたので、思い立って ntpd を動かしてみる事に。しかし全然安定しない。ズレるズレる。こりゃ駄目だーと思いつつ情報を求めて徘徊していると、こんな物を発見。

 adjtimex にて設定する tick 値を計算してくれるシェルスクリプト。試しに使ってみた所、これが効果てきめん。今までが嘘のように安定方向へ収束中? 観察継続予定。

 ちなみに件のスクリプト、adjtimex のオプション指定で -t が使われていて、他のオプションと区別つかねーよとケチを付けられたので、--tick に変更。

その7

奥付

system revision 1.162