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別府などで震度4 断続的に強い揺れ

 六日午後十一時四十二分ごろ、別府市などで震度4の地震があった。気象庁によると震源地は県中部で、震源の深さは約一〇キロ。規模はマグニチュード(M)4・8と推定される。中国地方や福岡県、宮崎県などでも揺れが観測された。津波の心配はなく、大分県警によると、被害の報告は入っていない。
 別府市では六日午後十一時五分ごろと午後十一時五十七分ごろ、七日午前零時十八分ごろに震度3を観測したほか、震度2と震度1の地震もあった。各地の震度は次の通り。
 震度4=国東安岐、別府、杵築、日出▽震度3=豊後高田、宇佐、国東、大分、臼杵市役所、杵築山香、由布湯布院川北、佐伯、豊後大野犬飼支所▽震度2=大竹(広島)今治吉海(愛媛)山口秋穂(山口)宗像江口(福岡)高森(熊本)高千穂(宮崎)中津、臼杵など▽震度1=益田市役所(島根)玉野(岡山)尾道、広島、呉(広島)西条、松山、宇和島(愛媛)宿毛(高知)萩、山口、周南岐山通り、下関(山口)福岡、北九州、苅田、久留米(福岡)人吉(熊本)延岡、宮崎(宮崎)玖珠など

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 地震の影響で、六日午後十一時四十五分、大分自動車道湯布院IC(インターチェンジ)―大分IC、日出JCT(ジャンクション)―速見IC、宇佐別府道路、日出バイパス全線が通行止めとなった。被害の報告はない。
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 JR日豊線は地震発生直後から、別府―宇佐間の運転を見合わせた。下りの特急ソニック55号(博多発―大分行き)が豊後豊岡―亀川間、上りの特急にちりん102号(大分発―中津行き)が暘谷―豊後豊岡間で、普通列車(大分発―中山香行き)が別府駅で、それぞれ運転を見合わせている。


「怖くて眠れない」 空き地に避難する家族も
 別府湾沿岸や国東地域などでは六日午後十一時すぎから、震度1以上の地震が断続的に続いた。深夜に起きた震度4の大きな揺れに目を覚ました人もおり、「何度も揺れ、怖くて眠れない」などと、今後の揺れを心配する声が相次いだ。
 約三百五十人の観光客らが宿泊していた別府市の亀の井ホテル。震度4の地震発生後、揺れを恐れて十五階から十一階の部屋に移った宿泊客もいたという。同市南荘園では自宅を離れ、近くの空き地に避難する家族の姿が見られた。清涼飲料水や非常食を持って自宅から出てきた六十代の女性は「怖くて眠れない」と表情をこわばらせた。
 国東市内の三十代の公務員女性は「何度も揺れて気持ち悪い。この後、今まで以上に大きな揺れが起きるかもしれないと思うと、怖くて風呂にも入れない」。
 友人とレストランで食事をしていた大分市内の会社員女性(24)は「店内のワインのビンがガタガタ揺れ、怖かった」。同市内のタクシー運転手男性(70)は「車が揺れてびっくりした。車を止めていたからよかったが、動いていたら危なかったかもしれない」と話した。

別府市内で水道管破裂
 断続的に地震が発生した別府市では、民家三軒の水道管が破裂。住民からの通報を受け、市水道局職員が復旧に向かった。
 市役所には関係各課の職員約三十人が集まり、市内の状況など情報収集に追われた。「不安に駆られた市民からの問い合わせが殺到している。七日午前零時半現在、水道管の破裂以外の被害はないもよう」と市環境安全課。
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 大分県は災害対策連絡室を、大分県警は災害警備連絡室をそれぞれ設置した。県庁の防災センターでは約三十人が情報収集。職員は「被害の報告は入っていないが、夜間ということもあり時間がたって情報が入るかもしれない。警戒を続けている」と話した。

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[2007年06月07日09:42]

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