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大分合同新聞ニュース
県内ニュース/ 朝刊
花束を渡され笑顔を見せる広瀬勝貞氏=大分文化会館
大分県知事選挙と県議会議員選挙は八日、県内六百三十五カ所の投票所で一斉に投票、即日開票した。知事選は無所属現職の広瀬勝貞氏(64)が五十五万八千百九十一票を獲得して共産党新人の三重野昇氏(68)を大差で破り、再選を果たした。県議選は、最大会派の自民党が推薦候補を含めて二十四議席を獲得したが、現有二十九議席から後退。民主党は公認三人が当選。公明党は現有の三議席を確保した。共産党は大分市で元職が議席奪還したが、別府市で現職が落選し、一議席のまま。社民党は公認と単独推薦合わせて七人が当選し、民主、社民両党推薦の無所属が三人当選。両党関係と連合大分推薦の無所属の当選者は改選前の十三人を超える十五人になり、非自民勢力が拡大した。
広瀬氏は「県民中心の県政」のため、任期中を通じて県内各地を精力的に回って県民と対話し、政策に反映したことで県民の幅広い層に浸透した。前回(二〇〇三年)出馬した際から掲げてきた「県民党」の姿勢を貫き、政党や団体に自ら推薦を求めず、後援会が主体になって支持を広げた。経済団体など百以上の団体は自主的に推薦して積極的に動いた。自民、公明両党は県レベルの推薦にとどめて側面から支援した。
三重野氏は出馬表明が告示前にずれ込み、出遅れた。広瀬県政批判を展開して党派を超えた浸透を狙い、得票は前回の党公認候補(四万二千三百十二票)は上回ったが、目標にした一九七九年の約十四万票には及ばなかった。
知事選開票結果
当 55万8191 広瀬勝貞 無現
7万7033 三重野昇 共新
投票総数 645,421 投票率 65・79
有効票 635,224 無効票 10,197
広瀬勝貞(ひろせかつさだ) 64 無現(2)
=自民党県連・公明党県本部推薦=
日田市出身。東大法学部卒(通産省入省、首相秘書官、通産省貿易局長、大臣官房長、機械情報産業局長、経済産業省事務次官)九州地方知事会副会長
詳しくはこちらへ http://www.oita-press.co.jp/chihosen2007/
[2007年04月09日10:21]