【統一地方選】　２Ｒゴング　二都市長選　４氏届け出

釘宮磐氏

浜田博氏

　第十六回統一地方選挙後半戦の幕開けとなる九十六市長選、三百十市議選、東京都の十三特別区長選、二十一区議選が十五日、告示された。市長選には二百二十四人が立候補。地方自治体の財政や議員特権、政務調査費問題などに対する有権者の審判が注目される。投開票は十七日告示の町村長選、町村議選とともに二十二日（一部市区は翌日開票）。
　大分県内では大分、別府両市長選挙と六市の市議会議員選挙、大分市の補欠選挙が告示され、午後五時に立候補届け出の受け付けを締め切った。
　大分市長選の立候補者は届け出順に、再選を目指す現職の釘宮磐氏（５９）＝無所属＝、新人の栁井文男氏（５９）＝無所属＝。
　釘宮候補は市中心部の公園での出陣式に臨み、「市民と行政が手を取り合い、これからのまちづくりを進めたい」と決意表明。「ガンバロー」で気勢を上げた。栁井候補は自ら市役所を訪れ、届け出をした。
　別府市長選の立候補者は届け出順に、三選を目指す現職の浜田博氏（６８）＝無所属＝、新人の菊川勝氏（３０）＝諸派＝。
　浜田候補は市内の事務所で出陣式。第一声で「まだ改革半ば。市民の目線に立って『市民政治』を断行したい」と支持を訴え、選挙カーで市内を回った。菊川候補は受け付け終了間際に市役所を訪れ、自ら届け出た。
　任期満了に伴う六市議選には計百五十五議席に対して二百四人が立候補した。
　中津市は定数三○を大きく上回る四十九人が立候補。杵築市（定数二二）は二十九人、日田市（同二八）は三十五人、旧市町を単位とした三選挙区で実施する宇佐市（総定数三○）は計四十人がそれぞれ届け出た。いずれも合併後初の本選挙。
　今回から定数が二減って二九になった別府市は三十三人が立候補。やはり定数二減の津久見市（一六）は十八人で争うことになった。
　大分市の補選（被改選数一）は元職の無投票当選が決まった。

【市長選立候補者】
市長選立候補者
届け出順。諸＝諸派、無＝無所属、現＝現職、新＝新人。カッコ数字は当選回数。カッコ内は過去の経歴。

〈大分市〉

釘宮磐（くぎみやばん）　５９　無現(1)
明治学院大卒（県議２期、参院議員１期、衆院議員１期、民主党県連代表）県市長会長、県後期高齢者医療広域連合長

栁井文男（やないふみお）　５９　無新
無職（顔写真、略歴は本人の強い意向により掲載しません）

〈別府市〉

浜田博（はまだひろし）　６８　無現(2)
大分大卒（証券会社勤務、小学校教諭、市議２期、県議４期）県ソフトテニス連盟会長、県市長会副会長

菊川勝（きくかわまさる）　３０　諸新
別府市中部中卒。政治団体代表、会社員（顔写真は本人の強い意向により掲載しません）

大分・別府市長選候補者の事務所　
　　　＝大分市＝
　▽釘宮候補＝大分市大道町４―５―２２（TEL０９７・５７３・６６７７）
　▽栁井候補＝（本人の強い意向により掲載しません）
　　　＝別府市＝
　▽浜田候補＝別府市青山町７組（TEL０９７７・２４・７７５５）
　▽菊川候補＝（本人の強い意向により掲載しません）

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