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元ミス東大主計官「災害派遣は自衛隊の仕事じゃない」
舛添要一氏の元夫人

陸上自衛隊の削減をめぐって、“剛腕”を発揮する財務省の片山さつき氏
陸上自衛隊の削減をめぐって、“剛腕”を発揮する財務省の片山さつき氏
 政府が9年ぶりに改定する「防衛計画の大綱」の策定作業が大詰めを迎え、難航している。陸上自衛隊の削減をめぐり、財務省と防衛庁が異例のガチンコ対決を繰り広げているからだ。主役は、財務省初の女性主計官に抜擢された“元ミス東大”の片山さつき氏(45)で、「災害派遣は自衛隊の仕事じゃない」と防衛庁を仰天させる論理を展開しているという。同庁関係者が「暴走する美人主計官」と、その剛腕に震撼している壮絶な舞台裏は−。

  【美人エリートの刺客】

 財政再建を掲げる小泉首相の方針を追い風に、財務省は「聖域」扱いされてきた防衛予算に大ナタをふるう方針を固めていた。

 独裁国家・北朝鮮などから発射された弾道ミサイルを撃ち落とすミサイル防衛(MD)システムの整備には1兆円が必要で、「MDのコストをひねり出すためにも、自衛隊のリストラは必要」(財務省関係者)。

 その“刺客”として白羽の矢が立てられたのが片山氏。防衛政策の大転換期を迎えた今年7月、防衛担当の主計官に就任した。

 片山氏は東大法学部在学中、“ミス東大”となり、ファッション誌のモデルとしても活躍。昭和57年に入省後、「主計、証券、銀行の各局など日の当たるポストで実績を積んだ」(同)。私生活では61年、東大助教授だった舛添要一氏と結婚(その後、離婚)し、話題となった。再婚相手はマルマン元社長で、現カネボウ社外取締役の片山龍太郎氏。

  【防衛庁に宣戦布告】

 着任後、大綱改定に向け、片山氏は防衛庁に“宣戦布告”した。

 《陸上自衛隊の編成定数12万人(現大綱16万人)、護衛艦38隻(同54隻)、戦闘機216機(同300機)…》

 片山氏は、こうした自衛隊の編成に関する削減方針を列挙したペーパーを逆提案。防衛庁案は陸自の編成16万2000人、護衛艦50隻、戦闘機282機で、両者には大きな開きがあった。

 防衛庁筋は「財務省は予算編成に合わせ、独自に自衛隊の装備の調達目標案をつくることはあるが、ペーパーとして提示してきたのは初めて」と異例の先制攻撃に戸惑いを隠さなかった。

  【場外戦】

 “片山ペーパー”が防衛庁に提示されたのは9月下旬。防衛予算は今月、改定する大綱で10年後の自衛隊の体制を定め、その後に策定する5年ごとの中期防衛力整備計画(中期防)で具体的な編成や装備を決める。

 「片山氏はペーパーを提示することで、新大綱で抜本的な削減案を盛り込むよう主導権を取る思惑があったのではないか」(政府関係者)

 こうしたなか、10月、日経新聞1面に《陸自定員4万人削減/防衛費1兆円減/新防衛大綱 政府が方針》との見出しが躍った。

 政府高官は「片山ペーパーをなぞった記事で、財務省のリークだろう。自衛隊の大幅リストラを既定路線にする狙いは明白。財務省主計局は他省庁との調整を漏らさない伝統があった。このリークで信頼感は地に落ちた」と指摘する。

 これに対し、防衛庁もマスコミ各社に資料を配布し、いかに防衛庁案が妥当かを説明するなど反転攻勢に乗り出した。

  【仰天発言】

 防衛庁との折衝では居並ぶ背広組(内局)、制服組(自衛官)の幹部を前に、「強気一本で押してくる」(防衛庁筋)という片山氏だが、防衛庁担当者が耳を疑うような発言もあったという。

 「災害派遣は警察と消防に任せればいい」「昔も航空自衛隊は新田原基地(宮崎)の飛行隊を減らした。三沢(青森)の飛行隊も減らせる」「潜水艦なんて時代遅れなものは必要ないわ」

 片山ペーパーで、特に防衛庁側が神経をとがらせたのが陸自定員の削減。旧ソ連の脅威が低下したのを受け、北海道の4個師団・旅団を1個師団に縮小するなど陸自定員を今後10年間で16万人から12万人に削減するよう要求していた。

 防衛庁関係者は「この陸自の人員では災害派遣やテロ対応に支障が出る」と憤る。新潟県中越地震でも活動した自衛隊の災害救助活動は、発生から24時間以内の初動対処が重要だ。

 「12万人なら全国158の駐屯地のうち3分の1を削らざるを得ず、本土の15〜30%の地域で迅速な初動活動ができなくなる」(関係者)

 片山氏らは軍事専門家らからヒアリングし、「精緻に詰めた数字」と防衛庁担当者に胸を張るが、突っ込んだ論議には乗ってこない。「じゃあ、こんな感じで…」が片山氏の口癖で、折衝が袋小路に陥ると、「同じことばかり話していても無駄」とヒステリックになることもあるという。

  【空中戦】

 「財務省は山崎拓首相補佐官にも接触したようだ」。策定作業が終盤を迎えた先月、こんな情報が防衛庁内を駆けめぐった。元防衛庁長官で、防衛族の山拓氏は、予算編成などで防衛庁が頼りにしてきた存在だった。

 防衛庁側は「首相は安全保障問題に関心がない。山拓氏は首相に防衛庁の視点から意見できるキーマン」と期待していただけに、衝撃も大きかった。

 関係者によると、財務省側は山拓氏に、新大綱での人員削減案に理解を求めたという。財務省の“掟破り”の切り崩しに、「美人主計官を起用した目的は、山拓氏を籠絡(ろうらく)するためだったのでは」(与党幹部)との憶測も流れた。

 防衛庁も「最後は政治決着になる」とみて、対立することも多い背広組と制服組が結束し、与党幹部への“空中戦”に躍起だ。

 当初、政府は先月末、大綱の改定を閣議決定する方針だったが、財務省と防衛庁の対立から今月にずれ込んだ。

 最大の焦点となった陸自定員は14万〜15万人を軸に調整が進んでいる。最終的には大臣折衝による「政治決着」となりそうだが、政府関係者からは「迷走状態のまま、防衛政策の方向性が決まると思うと背筋が寒くなる」との嘆きも漏れる。

 当の片山氏に、一連の経緯に対するコメントを求めたが、財務省の担当者を通じ、「時間がなく、お答えできません」との回答が寄せられた。

ZAKZAK 2004/12/03

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