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女性初の主計官になった片山さん
◆防衛予算に「納税者の視点」 予算編成の山場では連日、役所に泊まり込み、査定先の担当省庁と激しく渡り合う“男の職場”のイメージが強い財務省主計局。片山さつきさんは、その主計官に2日就任した。約5兆円の防衛予算を扱う防衛担当だ。 自衛隊が創設50周年を迎え、新防衛計画の大綱をつくる節目の年。「任務は非常に重いが、改革の大きなチャンス。無駄遣いを許さない納税者の視点を大切にしたい」 東大法学部在学中、ファッション雑誌のモデルになったことで知られる。1982年に入省後、主計、主税、銀行、証券、国際金融など各局で実績を積んできた。不動産の証券化、ロシア債務処理など、いつも焦点のテーマを任され、「日の当たるポストにつく星のもとにいる」と評される。 「財政の厳しさ、引き締めを言い続けること。それがわれわれのミッション(任務)」とは理解していても、テロや地域紛争の脅威が高まる中、ただ予算を削ればいいものでもない。防衛主計官の経験がある細川興一・新次官は2日の就任会見で、「防衛予算は既存の組織や装備をきちんと見直すことが1番大切」と、さっそく注文をつけた。 夫の龍太郎氏は産業再生機構の執行役員で、同機構が再生を手がけるカネボウの社外取締役になった。官と民に分かれ、夫婦で日本経済の再生につながる役目を担う。 「2人の休みがあえば、一緒にゴルフやテニスで汗を流す」という楽しみは、当分お預けになるかもしれない。(経済部 加藤 弘之)
女性初の主計官になった 片山(かたやま) さつき さん 45 (2004.7.3) |
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